空き家の草刈りはどこに依頼する?費用相場や放置するリスクについて

所有している空き家に雑草が生えてきたら、迷わず草刈りをおこないましょう。空き家は人の出入りがないため、しっかりとお手入れをおこなっていないと、伸びた雑草に害虫が寄り付いてしまいます。
空き家の雑草を放置するリスクは、害虫以外にも存在します。空き家の草刈りに必要な費用について解説しますので、本記事を参考のうえ、業者に相談してみてはいかがでしょうか。
また、空き家の管理は草刈りだけでは不十分です。荒れた敷地になってしまわないように、必要な管理をおこないましょう。
目次
空き家の草刈りを怠ることで起こるトラブル
空き家を管理する際、とくに気になるのが敷地内のあちこちに生える雑草です。雑草は生命力が強いため、放置しているとあっという間に大きく成長してしまいます。
そして、草刈りを怠って雑草が伸び放題の空き家は、見栄えが悪いだけでは済まないトラブルが発生するおそれがあるのです。ここでは、発生する可能性のある4つのトラブルをご紹介します。以下をよく読んで草刈りの重要性を考えましょう。
トラブル1.害虫が発生する
雑草が多い場所は、害虫が発生しやすくなります。雑草は害虫のエサとなるうえに、不足することもないので、その場にとどまり住みかにされてしまいます。
トラブル2.ご近所に迷惑がかかる
葉の長い雑草や根が広がる雑草が育っている場合は、近隣の敷地にまで雑草が伸びてしまうおそれがあります。さらに、伸びた雑草から隣家へと害虫が入り込む危険性もあるので、近隣トラブルの原因になるというリスクも考えられるのです。
トラブル3.火災につながる
雑草が多い場所では、タバコなどの小さな火種でもあっという間に燃え広がって大きな火災につながり危険性があります。とくに、冬場などの乾燥した時期は枯れ葉が重なり火災の発生しやすい状態です。火災の被害が近隣に広がらないとも限らないので、早めの対処が必要でしょう。
トラブル4.不法投棄をされる
草刈りを怠った空き家は、外から見たら荒れた敷地です。もともと汚れているのだからゴミを捨ててもよいだろうと、不法投棄の標的にされてしまいます。不法投棄されたものは増えれば増えるほどあとからの処理が大変になります。早めの対策をおこないましょう。
すべてのトラブルを防ぐためには、徹底的に草刈りをおこなう必要があります。草刈りにかかる費用などについても知っておきましょう。
空き家の「草刈り・処分」費用はいくらかかる?

空き家の草刈りの大切さはご理解いただけたことでしょう。しかし、「草刈りにかかる費用が心配で依頼を迷ってしまう」という方もいるかもしれません。草刈り作業の内容や依頼先、費用についても必要な情報をご紹介します。
草刈りの費用相場
業者に依頼したときの草刈りの費用相場は、おもに作業をおこなう面積で決まります。機械での作業は1平方メートルあたり約300~500円、手作業は1平方メートルあたり約1,000~3,000円です。この金額は草刈りの作業にかかる費用のみなので、加えて刈り取った草の処分や業者の出張費などが必要になります。
しかし、草の処分は500円程度で依頼できる業者が多いので、草刈りと一緒に依頼したほうが楽に作業雑草処理を終えることができるでしょう。
また、業者によっては作業面積ではなく、作業時間で費用を決めることもあります。詳しい費用は業者に確認が必要なので、見積りを依頼しましょう。
草刈りの依頼先
草刈りを依頼できるのは便利屋のような、さまざま作業を請け負っている業者や剪定や伐採などの庭の管理全般をおこなう業者などもあります。気になる業者からは見積りをとって、費用や作業方法などに納得したうえで依頼しましょう。
ご紹介した業者に草刈りを依頼したら、今度はそれ以外の管理内容についても考えていきましょう。
空き家の管理は草刈り以外にも必要なことがたくさん!
空き家の管理で必要なことは、草刈りだけではありません。建物内の管理も必要なため、掃除や換気、水道設備の確認など、やらなければならないことはたくさんあるのです。
それらの管理を怠るとどうなるか、放置した場合のリスクについて確認しておきましょう。
空き家の管理をしていないとどうなる?
増え続ける空き家は全国的な問題になっていて、2015年には空家等対策特別措置法という法律が施行されました。そのなかで、倒壊のおそれがある空き家、異臭やゴミの放置などで著しい衛生上の害となるおそれがある空き家などは「特定空家」と定められています。
特定空家に指定された場合、自治体などから助言や指導を受けるのですが、それでも改善されない状態が続くと、さらに勧告を受けることになります。勧告を受けた時点で、土地の固定資産税の優遇措置対象から除外され、通常の6倍の税金がかかってしまうのです。
そして、勧告を受けたにも関わらず改善が見られない場合は、命令違反として最大50万円以下の罰金が科せられます。
空き家のある場所が遠かったり管理をしている時間がなかったり、さまざまな理由で空き家の管理を自分でおこなえない方はたくさんいるでしょう。そのときは、空き家の管理を代わりにおこなってくれるサービスを利用してみましょう。
空き家の管理をしてくれるサービスを上手に活用しよう!

空き家の管理をしてくれるサービスといっても、どのようなことをおこなうのかわからないから不安という方がいるかもしれません。そこで、ここでは空き家管理サービスの内容と、依頼する業者の選び方について解説します。
空き家管理のサービスの内容
空き家管理サービスをおこなう業者がおこなう作業は、清掃・換気・庭木や雑草の確認・水道の確認など多岐にわたります。
最近まで人が住んでいた場合は、郵便物が溜まってしまっている可能性があるので、そういったものの整理や転送などもおこなうのです。
また、長期間放置していた場合は建物内に人が入り込んでいるおそれもあります。建物の状態や敷地内の様子を見て、不法侵入がないかどうかなどを確認するのもサービス内容の一部です。
業者の選び方
ご紹介したサービス内容はあくまでも一例です。業者によって細かいサービス内容は異なります。また、空き家の所有者によっても必要なサービスは異なるでしょう。
自分にとって必要なサービス内容と納得の費用で空き家の管理をおこなうためには、複数の業者の見積りを比較検討する方法が最適です。
弊社のサービスを使えば、空き家と依頼者の情報を一度入力するだけで複数の業者からまとめて見積りを取ることができます。見積り時間も最短30秒なので、すぐに金額が知りたいという方でも、ストレスなくご利用いただけるでしょう。
まとめ
所有者の管理がいき届いていない空き家はどんどん傷んでいき、庭の雑草は伸び放題で、すぐに荒れ地になってしまいます。まずは空き家の草刈りをして、さまざまなトラブルが発生するリスクを減らしましょう。
そして、草刈り以外にも必要な管理はたくさんあります。自分で管理するのが難しい場合は、業者の力を借りて、適切に空き家の管理をおこなうことをおすすめします。
空き家の管理をおこなう業者はたくさんありますが、見積りを比較することでサービス内容や金額に納得して管理を依頼することができます。弊社のサービスを使って賢く業者探しをおこない、手入れのいき届いた空き家を保ちましょう。